歯っぴぃ通信

みがいているのに、虫歯になるのはなぜ?

虫歯を作る4つの要素

虫歯をつくる4つの要素

日本人の98%が毎日歯をみがいている。
しかし虫歯はなくならない。
むしろ世界的に見ても日本人の虫歯本数は多い。
もっとしっかり原因を見つめてみると、良くなるためのヒントが必ず見つかる!
虫歯は次にあげた4つの要素が複雑にからみあってできる。

1 歯
酸に対する抵抗力が一人ひとり違っているため、虫歯になりやすい人となりにくい人がいる。
生まれつきの性質は変えられないが、改善できる事もある。
表面のエナメル質は、唾液にふくまれるカルシウムやリン酸などを使って、ほんの少しずつ修復されているのだ。
・唾液がいつも循環するように、口を開けっぱなしにして乾かさない!
・カルシウムやリン酸不足にならないよう、食事・運動に気をつける。

2 糖質(特に砂糖)
細菌は砂糖を原料として、ネバネバする歯垢(プラーク)を作りだす。
歯垢の中に住む虫歯菌は砂糖を分解して、酸を作る。
その酸で歯の表面が溶けたのが虫歯だ。
・なるべく砂糖をとらない。とる場合は賢くとる!
・食べたらすぐ歯をみがく。細菌は約5〜10分で砂糖を分解しだす。

3 細菌
主な原因はストレプト・コッカス・ミュータンスという細菌。
人間のお口には、必ずと言ってよいほど住んでいる。
しかし数を減らす事はできるのだ。
・歯ブラシをしっかり上手にかける。歯みがきとは、食べカスをとるというより細菌をとるためのものと認識する。
・細菌が集まりすぎると石のように硬い「歯石」となる。そうなってしまったら歯みがきではとれないので、必ず歯医者さんでとってもらうこと!

4 時間
砂糖が、いつまでも口の中にあると、細菌は酸を作り続け、歯は溶け続ける。
また細菌は夜、人間が寝ている時が一番元気。
・だらだら食べたり・飲み続けない!
・寝る前の歯みがきは、特にていねいにする。


よくなるポイント
結局、やはり一番大切なのは歯みがき。
しかしみんなせっかく、みがいているのに、ちゃんと歯垢(プラーク)が落とせていないのがモンダイ。
もっと「科学の眼」を心にもって上手にみがけば、必ず虫歯になりにくくなる!

甘いものは上手に食べたい!

砂糖液10mlで口をゆすいだ時の歯垢phの変化 

「あまい」は「うまい」

「うまい」の語源が「あまい」であるように、人間にとって甘みは魅惑の味。
しかし「甘み」特に砂糖は虫歯の大きな原因。
そのキケンな食べ方や、生活習慣は下の通り。

その1 だらだら食べている
常にアメやお菓子、ジュースなど、何か口に入っている。
虫歯菌に「ずっとはたらいてていいよ」と言っているようなもの。


その2 甘いものが好き
砂糖の絶対量が多いほど、虫歯になりやすくなる。


その3 甘い飲み物が好き
ジュースなどは液体なので、歯につかないから虫歯にはならないと思ってないだろうか?
次のページのグラフが示す通り、その考えは間違い!


その4 酔っ払って寝込んでしまう
虫歯菌が一番頑張るのは、夜寝ている時。
しかもカクテルなど砂糖の含まれるものを飲んだり、肉じゃがなど一見「甘く」はないが、やはり砂糖を使ったつまみを食べればとてもキケン!


甘い飲み物キケン!
右上図のグラフの通り、砂糖の含まれる飲み物は虫歯の原因となる。
※クリックで拡大表示
しかもほとんどの炭酸清涼飲料は10%程度の砂糖が含まれている。

飲み物別、含まれる砂糖の量について、あまりの多さにビックリするはず。
詳しくは下記の通り。

意外に多い、飲み物の砂糖!
お菓子と比べても遜色ない?
角砂糖は1個で3.6g、14kcal。

飲み物  缶コーヒー(250ml)      角砂糖6.5個
       コカコーラー(250ml)        角砂糖7.5個
       ポカリスエット(250ml)       角砂糖5個
       サイダー(250ml)       角砂糖6.5個

お菓子  ショートケーキ(1切)     角砂糖8個
       アンパン(1個)          角砂糖6.5個
       大福(1個)            角砂糖3個
       シュークリーム(1個)      角砂糖2.3個


甘いものはこうして食べよう!

やっぱり食べたい「甘いもの」!
ならば、虫歯のキケンを上手に避けて、おいしく食べよう!

その1 まずは量より回数を減らそう
時間を決め、食べる時は一気に食べよう!
だらだら食べるよりダイエットにもなる。
そして食べ終えたら、歯に感謝して歯みがきを!

その2 「砂糖」に注意する
虫歯の原因となるのは「砂糖」。
ならば、それ以外の甘味料を使用したものを。

その3 飲みものは、お茶などにする
お茶にはタンニン、フッ素など、虫歯になりにくくしてくれる成分が入っている。
ダイエットにも良し。
とにかく砂糖の入った飲み物をできるだけ避け、もし飲む場合は一気に飲んで歯をみがく事。
1日に1〜2本以上は飲まない。

その4 寝る前には必ず歯みがき
酔っている時の歯みがきは、なかなかツライもの。
まずは、そこまで泥酔しないのが基本!
「朝みがけばいいや」では遅すぎると肝に銘じてておこう。
お酒そのものも、虫歯になりやすくするものだ。